水彩画初心者でも失敗しない!花の描き方と上達のコツ

Kozue
こんにちは。 水彩作家こずえです。

透明水彩絵の具を使って絵を描いています。

私は今、誕生花を描いています。花って見ても描いても癒されますよね^^

そんな花の絵を、皆さんも描いてみたいと思ったことはありませんか?

なんてん
描いてみたいです! あのやさしい色合いやにじみ、とても魅力的です!

でも…初心者でも描けるのでしょうか??

Kozue
心配しなくても大丈夫ですよ^^ 実は、花の中には難しいものと描きやすいものがあるんです

形がシンプルだったり、にじみを活かしやすいものを選ぶと、初めてでも楽しく描くことが出来ますよ^^

なんてん
そうなんですね! 花の絵、描いてみたいです!

では、今回は、水彩初心者の方におすすめの季節の花と描き方のコツ、初心者がしやすい失敗を紹介したいと思います。

これから水彩で花を描いてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が皆さんの水彩画を描き始める一歩になればうれしいです。

では、早速始めていきましょう!

水彩画でおすすめの描きやすい季節の花を紹介

先ほども書きましたが、私は今、誕生花を描いています。

本やサイトなどでいつどんな誕生花があるかを探すのですが、365日それぞれの日に本当にたくさんの花が紹介されています。

中には、同じ花が複数日の誕生花になっていることもありますが、色や品種も合わせると膨大な種類の花が世の中にはあるんです。

そんな沢山の花の中で、どんな花を選んだらいいのでしょうか?悩みますよね。

Kozue
実は、水彩初心者の方におすすめの、描きやすい花があるんですよ。

ここでは、季節に合った描きやすい花の選び方を季節ごとに紹介したいと思います。

季節の花を選ぶと、実物を実際に見ることが出来るうえ、楽しく描くことが出来ます。

花を描くときは、色を混ぜ過ぎず、良く乾かしてから重ねるて行くことを心がけてください。そうする事で、花の柔らかさ、やさしい色合いが表現できますよ。

透明水彩で描く初心者におすすめの「春の花」

春は花の種類が多く、柔らかさ、やさしい色合いが水彩画のモチーフとして人気の季節です。

花屋さんの店先にも春らしい花が並び、外を歩いていても自然と花が目にとまるようになります。魅力的な花がたくさんありすぎて、どの花を描こうか迷ってしまいますよね。

Kozue
そんな春の花の中で、初心者の方におすすめしたい花は、チューリップ、ミモザ、桜です。

やわらかな色合いやにじみを生かすことで、春らしいやさしい雰囲気を表現できます。

チューリップは、形がシンプルで描きやすく、色のグラデーションがきれいで、初心者の方の練習にはもってこいの花です。 花が開く前のつぼみの時期か開き始めがおすすめです

は、日本では特に人気のあるモチーフです。春と言えば桜を想像する方も多いのではないでしょうか?桜は「たくさんの花を描くのが大変」と思われるかもしれませんが、すべて描く必要はありません。あの薄紅色の柔らかい雰囲気は、にじみなどを活かすことで表現できるんです

ミモザの花を好きな方も多いのではないでしょうか?ミモザのあの明るい黄色い花を見ると「春が来たな」と感じる、私の大好きな花のひとつですミモザも、桜と同じように細かく正確に描く必要はありませんにじみや筆で軽く色を置くように描いていきます。そうするとミモザのふわふわさした柔らかさが表現できるんですよ^^

透明水彩で描く初心者におすすめの「夏の花」

初夏から夏にかけて、植物の色は次第に鮮やかさを増していきます。

梅雨のしっとりとした雰囲気は、水彩のにじみの美しさを生かすのにぴったりです。新緑の若々しさとみずみずしさは、色の鮮度を生かし、塗り込みすぎないようにするのがポイントです。

真夏になると、花の鮮やかさは一層際立ちます。

真っ青な空とのコントラストは目にまぶしく、生命力の強さを教えてくれます。とくに、雨上がりの植物の嬉しそうないきいきとした姿は印象的です。

Kozue
そんな夏の花のおすすめは、アジサイ、あさがお、ひまわりです。

夏の花らしく表現するには、あまり色を混ぜ過ぎずすっきりした鮮やかな色を使う事が大切です。

アジサイ梅雨を代表する花で、水彩とも相性がいいモチーフです。小さな花が集まって咲いていますが、細かく正確に描き込まなくても大丈夫です。むしろ大きなかたまりととらえ、にじみを生かすことによって、ふんわりとした表情が生まれます。水彩のにじみ表現が梅雨の空気感と重なり、アジサイの美しさを引き立ててくれますよ。

あさがお形がシンプルで、グラデーションの美しさを楽しめる花です。自由に伸びる蔓の動きが、絵をよりいきいきとさせてくれます。夏の朝の、まだ涼しさが残る時間にゆっくり描いてみるのもいいですね。

ヒマワリは、夏の代表と言える花のひとつです。大きくて形をとらえやすく、色もシンプルなので描きやすいモチーフです。花びらはにじみ、種の部分は重ね塗りの練習にもなります。青空と対比させることでより、ヒマワリの表情がよりイキイキと表現できます。

透明水彩で描く初心者におすすめの「秋の花」

秋は、落ち着いた深みのある色合いの花が多くなります。

春の花のようなやわらかさや、夏の花のような華やかさはありませんが、控えめで芯のある美しさがあります。

Kozue
そんな花の中で所審査yの方におすすめしたい秋の花は、キキョウ、キンモクセイ、コスモスです。

 にじみや重ね塗りを使って深みのある色合いを表現するのも、この季節ならではの楽しみですよ。

キキョウは秋に似合う、落ち着いた紫が印象的な花です。白い花もあり、それぞれ違う美しさを楽しめます。キキョウは色合いと形がシンプルで、初心者にも描きやすいモチーフです。水彩ならではのグラデーションを生かし、細い筆で花脈を描き加えるとぐっと素敵に仕上がりますよ。

キンモクセイはやさしい香りとオレンジ色の花が印象的な、秋の訪れを感じさせてくれる花です。オレンジの花の色は、秋らしい季節感を表現するのにぴったりです。小さな花が集まって咲きますが、アジサイと同じく細かく描き込む必要はありません全体をかたまりとしてとらえ、にじみ筆で軽く色を置くように仕上げていきます。

コスモスは秋を代表する花で「秋桜」と書くのも素敵ですよね。コスモスの花びらは、形が均一ではなく、形もシンプルなので、気負わず描きやすいモチーフです。風に揺れる姿をのびやかに描いてみるのもおすすめですよ。

透明水彩で描く初心者におすすめの「冬の花」

冬の花は種類は多くはありませんが、雪の中でも目にとまりやすい、はっきりとした色の花が多くなります。厚みのある花びらも、冬の花ならではです。

寒さの中で咲く、凛とした美しさも魅力の一つではないでしょうか。

Kozue
そんな花の中で初心者の方にお勧めしたい冬の花は、つばき、梅、スイセンです。

水彩で冬の花を描くときは、余白を大切にすることがポイントです。

余白を意識すると、冬の静けさや透明感が生まれ、花の鮮やかさがより引き立ちます

つばきは、昔から着物や陶器の柄など、さまざまな場面で描かれてきた、赤と黄、緑のコントラストが印象的な花です。 首が落ちる様にみえることから、縁起が悪いとされることもありますが、魔除けや子孫繁栄の意味もあり、古くから親しまれてきました

は、かつては「花といえば梅」とされていたほど親しまれてきた花です。枝の形が個性的なので、花だけでなく枝を一緒に描くのもおすすめです。白梅は、花にはあまり色を入れず背景の色で白さを引き立てます紅梅は花に色を重ね、にじみや濃淡でやわらかな表情を出していきます

スイセンは、花も葉っぱも形がシンプルで、初心者の方にも描きやすいモチーフです。白い花は、色を入れすぎず紙の白さをそのまま生かします。背景を少し濃くすると、白さがより際立ちますよ。

初心者が最初に選ばないほうがよい花の特徴とは?

初心者がつまずきやすい花の特徴は、形や色の変化が多い花です。

例えば、バラやトケイソウ、シクラメンなどは魅力的な花ですが、花びらの重なりや色の変化が多いため、つい細かく追いすぎてしまいやすいんです。

その結果、全体のバランスが崩れてしまったり、思うように描けず苦手意識を持ってしまうことにつながります。

ですので、最初はできるだけシンプルな花を描くのをおすすめします

特にチューリップは形もシンプルで描きやすく、水彩の柔らかい表現を楽しめるモチーフです。

まずは描きやすい花で水彩に慣れてから、少しずつ難しい花にも挑戦していってくださいね。

初心者がやりがちな失敗しやすい花の描き方5選

花を描くときに、つまずきやすいポイントがあるんです。

私も最初は思うように描けず、ずいぶん失敗をしてきました。でも、ポイントを押さえることでぐっと花を描きやすくなりますよ。

①花の形を細かく追ってしまう

初心者の方が失敗しやすいポイントの一つが、花の形を細かく追いすぎてしまうことです。

Kozue
私が覚えている失敗は、小学生のときに描いた菜の花でした。

丁寧に描こうとするまではよかったのですが、一部分に集中してしまい、バランスが悪い上に最後まで描き切れませんでした。

正確に描こうとするあまり、細部に意識が向きすぎて全体のバランスが見えなくなってしまうんですよね。

また、すべてを丁寧に描こうと力を入れすぎると、どこが主役なのか分からなくなり、全体にまとまりのない印象になってしまいます。

さらに、最初から細部にこだわりすぎると、描く時間が長くなり、途中で疲れてしまったり、飽きてしまう原因にもなります

そうならないように、まずは細部にではなく全体を“かたまり”としてとらえ、適度に力を抜いて描くことが大切です。

②最初から濃い色を塗ってしまう

水彩画を描くときは、薄い色から濃い色へと少しずつ重ねていきます。色を重ねることで生まれる奥行きや透明感は、透明水彩の大きな魅力です。

しかし最初に濃い色を塗ってしまうと、置いた色に引きずられてしまい、微妙な色の変化が出にくくなります。

また、後から明るさを出すことが難しくなり、修正もしにくくなってしまいます。

そのため、花びらの透明感ややわらかさ、軽やかさを出すためには、あえて塗らない部分を残しながら描いていくことも大切なんです。

水彩画では、光が当たっている部分や花の白い部分をあらかじめ残しておくことで、、絵全体にもメリハリが生まれ、絵の具の白では表現できないすっきりとした明るさが生まれます。

Kozue
私は、マスキングをはがしたときに現れる紙の白の美しさに、毎回感動させられています。

 最初から全部を塗ろうとせず、「白を残すこと」「薄い色から重ねること 」を意識して描いてください

③同系色で塗り重ねてしまう

同系色で塗ってしまうと、「もったいない」と感じてしまうことがあります。

例えば、赤い花をよく観察してみると、赤一色に見えていた花が、実はいろいろな色が混ざりあっていることに気付きます。

光が当たっている部分はあまり色を重ねませんが、影になっている部分には紫や青を重ねて深みを出したり、オレンジや黄色を重ねて明るさやあたたかさを表現します。こうして少しずつ色味を変えながら重ねていくことで、自然な立体感や奥行きが生まれます

私は、こうした色の変化によって生まれる透明感や奥行きこそが、水彩画の大きな魅力だと思っています。

最初は難しく感じるかもしれませんが、花をよく観察してみると、思いがけない色に出会えたり、色を重ねることがだんだん楽しくなってきますよ。

④乾く前に触ってしまう

水彩画は、色の重なりやにじみが魅力ですが、花の絵を描くときは特に注意が必要です。

花の絵は、透明感とやわらかさ、そして軽やかさが大切になります。

けれども、絵の具が十分に乾ききらないうちに色を重ねてしまうと、色が濁ったり、はげたりすることがあります。また、色がにじんで混ざってしまい、暗くて重たい印象になってしまいます

特に、補色(色相環で正反対に位置する色同士の組み合わせ)を使うときは、完全に乾かしてから色を重ねることが大切です。

Kozue
早く描きたいと思う気持ちがあっても、しっかり乾くまで待つこと。

それだけで仕上がりが大きく変わります。

少し気持ちに余裕を持つことで、透明感のある美しい花が生まれるんですよ。

⑤水の量をコントロールできない

水彩画を描くとき、水の量がとても重要なポイントになります。

水が多すぎると、紙がうねって描きにくくなったり、色が薄くなりすぎて花の印象が弱くなってしまいます。また、色がにごってしまい暗い印象の絵になってしまいます。

反対に、水が少なすぎると絵の具が紙の上でうまく広がらず、筆のあとがそのまま残ってしまう原因にもなるんです。さらに、何度も色を重ねているうちに紙を痛める原因にもなってしまいます。

にじみは水彩の魅力のひとつですが、水の量をコントロールできないと、花の柔らかさや透明感、軽やかさが思うように表現できません

では、どのようにしたら良いのでしょうか。

まずは、筆に含ませる水の量を控えめにし、様子を見ながら少しずつ増やしていくことが大切です。

紙に直接水を置くのではなく、一度パレットで水分を調整してから使ってください

Kozue
水が多いなと思ったときは、タオルやティッシュなどで筆の水分を調整します。

反対に水が少ないとおもったら、少しだけ水を足して調整してみてください。

最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自然にコントロールできるようになりますよ。

【花の描き方】生花と写真の違いとは?

Kozue
花を描こうと思ったとき「生花が良いの?それとも写真でもいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?

生花にも写真にも、それぞれに違った魅力があります。

どちらが良い、悪いというものはなく、自分が描きやすい方法を選ぶことが大切です。

自分に合った方法を見つけると、無理なく楽しく続けられるようになります。

反対に、自分に合わない方法を続けてしまうと、絵を描くことが億劫になったり、嫌になってしまうこともあります。

だからこそ、最初はできるだけ描きやすい方法から始めることをおすすめします。

最初は写真を見ながら描き、慣れてきたら生花に挑戦するのも良いですよ。

大切なことは、「描いてみたい」と思う気持ちです。

自分に合った方法で、花を描く時間を楽しんでくださいね。

生花を見て描く魅力とは?

生花を見ながら描く魅力は、、季節を感じながらじっくり描けるところです。

特に季節の花は手に入りやすく、花の香りや生命力を感じながら楽しく描くことができます。

部屋が華やかになり、うきうきとした気持ちで描くことができますよ。

また、生花はいろいろな角度からじっくり観察できるのも大きな魅力です。好きな角度を見つけながら、自由に描くことができます。

さらに、つぼみがふくらみ、花が咲き、やがて枯れていくまでの変化を描けるのも、生花ならではの楽しみです。

ただし、花は少しずつ姿が変わっていくため、時間に余裕のあるときに描くことをおすすめします。

Kozue
準備していたのに描けなかった…」とならないように、無理のないタイミングで楽しんでくださいね。

写真を見て描く魅力とは?

写真を見て描く魅力は、時間を気にせずゆっくり描けることです。

花が手元になくても描けるため、気軽に楽しめます。

散歩で出会った花や以前撮影した花、ネットで見つけた花など、 お気に入りの一枚を選んで、自分のペースで描き進めることができます

ただし、写真は好きな角度に変えることができません。

「もう少し横から見たい」「違う構図で描きたい」と思っても、自由に動かせないため、もどかしく感じることがあります。

「もっといい写真があるかも」と探しているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまい、疲れてしまうこともあります。

Kozue
ネット上の写真には著作権があるものも多いため、使用するときは注意してくださいね。

まとめ

まとめです。

今回は、水彩初心者におすすめの花の選び方と描き方の基本について紹介しました。

世の中には膨大な種類の花がありますが、その中で心を惹かれる花に出会った時に、すぐ描き始められるよう、日ごろから道具を準備しておくことも大切です。

水彩画で花を描くときのポイントは「細かく描きすぎないこと」「最初から濃く塗らないこと」、「水の量を意識すること」など。

これらのポイントを意識するだけで、仕上がりが大きく変わってきます。

また、花の種類によって描きやすい花、描きにくい花があることも紹介しました。

最初は初心者でも描きやすい花から始め、慣れてきたら難しい花に挑戦してみてください。

さぁ。準備は整いました。今すぐにでも水彩絵の具を使って花を描き始めることが出来ます!

大切なのは、正確に描くことではなく、その花の持っている柔らかさと色合いを感じ、表現する事です。

そして何より、花をよく観察することです。一つの花の中にもさまざまな色や光の変化があり、その美しさに気づくことができます。

あなたの感じたままに、自由に水彩画で花を描いてみてください。

以上水彩作家Kozueでした。

また別の記事でお会いしましょう。